皇嗣

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皇嗣(こうし)は、天子(皇帝や天皇)の跡継ぎのことである。

日本

律令制

律令制では皇位継承順位を明文化していなかった。例えば天皇の息子(皇太子)と弟(皇太弟)というように、皇位継承をめぐって権力闘争が起こった。

皇室典範

皇室典範に皇嗣と皇嗣の呼び方について規定されている。

  • 皇嗣たる皇子を皇太子という。
  • 皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という。
  • 皇長子(天皇の長男)や皇長孫(天皇の孫)、その他の皇長子の子孫のいずれもいない場合、皇位継承権の順位にもとづいて、皇次子(天皇の次男)及びその子孫が皇嗣となる。この皇嗣を皇太弟という。ただし、皇太弟という呼び方は皇室典範に規定されていない。

天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する。

関連項目