百発百中
ポルカ・シュネル『百発百中』作品326 (Freikugeln)は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したポルカである。
概要
1868年に、当時ウィーンで開催されていた「第3回ドイツ連邦射撃祭」の記念祝典曲として作曲された速いポルカ(ポルカ・シュネル)である。初演は同年の7月27日にプラーター公園の祝祭ホールにて行われた。
シュトラウス2世、ヨーゼフ、エドゥアルトの3人の共作である『射撃のカドリーユ』と同じく祝典曲として作曲されたもので、このポルカが初演された3日後に、新聞にピアノ譜が掲載されるなど好評を博している。また原題の「Freikugeln」は魔法の弾丸の意味で、このポルカは原題とウェーバーの『魔弾の射手』に因んで、以前は『魔弾のポルカ』と訳されていた。
最近の演奏では2009年のニューイヤー・コンサートでダニエル・バレンボイムの指揮によって行われている。