王媛姫

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王 媛姫(おう えんき、生没年不詳)は、中国西晋武帝の中才人(側室)で、懐帝の生母。

生涯[編集]

武帝の後宮に入り、中才人(最低階の妃嬪)となった。太康5年(284年)、司馬熾(のちの懐帝)を産んだ。太熙元年(290年)に武帝が崩御すると、司馬熾が豫章郡王となったので、媛姫も太妃となった。

光熙元年11月(西暦307年1月)以前に死去した。同年に懐帝が即位すると、皇太后に追尊された。諡がなく、その後、息子の諡を重ねて「懐皇太后」と称された。

伝記資料[編集]

  • 晋書』列伝第1 后妃上