火口箱

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火口箱の中身。火打石と鉄片、消し炭など。

火口箱(ほくちばこ)(英:Tinderbox)は、火をつけるための道具一式が入った箱。

概要

火口箱は、発火のための道具一式が入った箱である。箱の中には、火打石(主に石英)、火打金(ひうちがね)と呼ばれる鉄片、おが屑紙縒りなどが入っている。

まず、火打石と火打金を打ち合わせて火花を起こす。その火花をおが屑に落とし、息を吹きかけ火を起こす。おが屑の代わりに、火口(ほくち)と呼ばれる消し炭を用いることもある。そうして発生した火を、紙縒りなどを使って任意の場所へ移動し着火する。

ゲームにおける役割

ダンジョンズ&ドラゴンズなどのテーブルトークRPG(TRPG)では、火口箱は火を起こすために欠かすことのできない道具であり、冒険に出る時に最初に購入するのが望ましいとされている。着火の魔法が存在するTRPGでも、無駄な魔力の消費を抑えるために、また魔法が使えない者の道具として、その重要さは失われていない。

関連項目