源済政
源 済政(みなもとのなりまさ、天延3年(975年) - 長久2年2月(1041年))は、平安時代中期の貴族。宇多源氏、大納言・源時中の子。官位は正四位上・播磨守、贈従三位。
経歴
式部少丞・大丞を経て、長徳年間から長保年間(1000年)頃に従五位下に叙爵。五位蔵人を務めたのち、播磨守、信濃守、讃岐守、近江守、丹波守など地方官を歴任するが、公卿昇進は果たせず、位階は正四位上に留まった。
官歴
『諸家伝』による。
- 時期不詳:式部少丞
- 長徳2年(996年) 正月:式部大丞
- 時期不詳:従五位下、兼阿波権守
- 長保2年(1000年) 正月27日:五位蔵人
- 長保4年(1002年) 2月30日:従四位下
- 時期不詳:播磨守、信濃守、讃岐守、近江守、丹波守、正四位上[1]
系譜
『尊卑分脈』による。
脚注
- ^ 『更級日記』勘物