民憲党

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民憲党(みんけんとう)は、中華民国初期の公開政党1913年民国2年)10月21日成立。

経過[編集]

梁士詒が結成した親袁世凱の御用政党・公民党が台頭してくると、やはり親袁政党であった進歩党は危機感を抱くようになる。そこで、かねてからの政敵であった国民党の有志と進歩党の有志は、それぞれ在籍していた政党を離党し、新たに民憲党を結成して公民党に対抗しようと図った。

主な構成員としては、国民党から張耀曽谷鍾秀楊永泰沈鈞儒などが、進歩党から丁仏言、李国珍などがあげられる。民主精神の貫徹、立憲政治の励行、国家への忠誠義務、民主国体の擁護などを主張した。

しかし同年11月4日、国民党議員438人の議員資格が袁世凱により剥奪され、15日には正式に国会が停止される。これにより民憲党も事実上崩壊した。

参考文献[編集]