棚沢直子

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棚沢 直子(たなさわ なおこ[1]1943年1月3日 - )は、日本のフランス文学者。東洋大学名誉教授。特攻機新幹線の設計者三木忠直の二女[2]

来歴

神奈川県鎌倉市[3]、航空および鉄道技術者の三木忠直を父として生まれる[4]

1965年東京大学文学部仏文科を卒業。1977年にパリ第4大学大学院DEAを取得後、1978年に東洋大学経済学部講師となる。以後、助教授、教授を経て、2014年に退職し、名誉教授となる。2005年フランス共和国パルム・アカデミック受賞。[5]

書籍

著書・編著

  • 『フランスには、なぜ恋愛スキャンダルがないのか? "哲学の国"の恋愛論』(草野いづみとの共著)はまの出版、1995年(のち角川文庫
  • 『女たちのフランス思想』(編著)勁草書房、1998年
  • 『フランスから見る日本ジェンダー史 権力と女性表象の日仏比較』(中嶋公子と共編)新曜社、2007年

翻訳

  • リュース・イリガライ『ひとつではない女の性』(中嶋公子・小野ゆり子と共訳)勁草書房、1987年11月
  • J.クリステヴァ『女の時間』(天野千穂子と共編訳)勁草書房、1991年

脚注

  1. ^ 棚沢直子 - reserchmap
  2. ^ 人間ロケット弾「桜花」-その真実宇佐文化会館、2019年5月12日
  3. ^ 棚沢直子 プロフィール - HMV & BOOKS
  4. ^ “「今、伝えたい父のこと」”. タウンニュース 逗子・葉山版. (2019年8月23日). https://www.townnews.co.jp/0503/2019/08/23/494304.html 2021年7月11日閲覧。 
  5. ^ 自著『日本とフランスのあいだで 思想の軌跡』 御茶の水書房、2017年8月 著者紹介