林梧桐
林梧桐(りん ごとう、ピンイン:Lín Wútóng、英:Lim Goh Tong、1918年 - 2007年10月23日)は、マレーシアの実業家で、観光から製造業にまで至る広範な分野の事業を展開する雲頂(ゲンティン、w:Genting)の所有者。マレーシア随一の富豪であり、マレーシアのカジノ王とも呼ばれる。
華人経済圏最高峰の富豪としてスタンレー・ホーなどと並び称され、フォーブスの発表による世界長者番付の2006年度版の結果においては、総合第92位に選ばれている。
1918年に中国の福建省に生まれ、19歳のときにマレーシアに移住。建設関係の仕事や屑鉄の収集、行商などを行い、その後20年間のうちに、マレーシア全土にわたる大規模な建設事業などで富を蓄えていった。
1969年にはマレーシア政府から唯一のカジノ営業許可を与えられ、以後東南アジアにおける先駆的な実業家となってゆく。
時に『雲上のラスベガス』とも呼ばれるところの、雲頂が運営するゲンティンハイランド(雲頂高原)は有名である。
2007年10月23日死去(享年90)。