出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曹 賛(そう さん、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。魏の皇族。祖父は曹操。父は曹林。
生涯
曹林の子として生まれたが、曹林の兄弟の曹玹が子の無いまま早死にすると、建安20年(215年)にその爵位と領国を継いだ。しかし、曹賛もまた早くに亡くなったため、曹丕(文帝)の命令で跡目はその実弟の曹壹が継いだという。
太和6年(232年)、諡号を追贈されて西郷哀侯となった。
曹操の曾孫にも同名の曹賛がおり、曹均の孫で琅邪王曹敏の子である。こちらは曹蕤の跡を継いでいる。
小説『三国志演義』には登場しない。