打衣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2015年3月10日 (火) 02:36; Aotake (会話 | 投稿記録) による版 (-Category:加工; -Category:和服 (HotCat使用))(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

打衣(うちぎぬ)とは、表地に光沢や張りをだす処理を施した衣類である。「擣衣(とうい)」と表記する場合もある。

男性は(あこめ)に、女性は(うちき)に、正装時この処理をしたものを着用した。

同様の成果がある「板引」という処理が行われるようになると、主に板引方法が活用されるようになった。

技法・効果[編集]

生地にを付け、乾燥後に台(きぬただい)の上にて(きね)で叩き(この作業を砧打という)、糊の強張りを調整し、表面を貝殻で磨く。これにより防水効果を高めると共に生地に強い張りを出し、衣が整い、着用後の格好を良くする効果があった。砧打するため「打衣」であり名称の由来となっている。

関連項目[編集]