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愛石(あいせき、生没年不明)は、江戸時代、文化・文政(1804~1830)頃の画僧。名は眞瑞、字は黙叟、愛石はその号。紀州の人。
生涯
僧となって河内国宝寿寺に住し、また宇治の萬福寺に居ったという。はじめ画法を野呂介石に学んだが、もっぱら池大雅の風を慕って、山水に妙を得ている。世に野呂介石・長町竹石と併せて三石と称せられた。また詩書篆刻にも達していたという。大塩平八郎と交誼あり、天保8年(1837年)その乱に連座して捕われ、ついに獄死したという説がある。
参考文献
- 『大百科事典』(平凡社、1931-35年) 著作権保護期間満了