復旦大学付属中学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

復旦大学附属中学(ふくたんだいがくふぞくちゅうがく、簡体字: 复旦大学附属中学、繁体字: 復旦大學附屬中學、英語名: High School Affiliated to Fudan University、略称:FDFZ)は、上海にある国立寄宿高校で、復旦大学の付属中学校(日本における高等学校相当)である。

概要[編集]

上海随一の名門大学、復旦大学の附属高校。創立は1950年で、在校生は約1,500名規模、教師陣は120名。学校はアメリカ、イギリス、ドイツ、日本、オーストラリアなどの高校と広範囲に及ぶ交流がある。 毎年、卒業生の70%近くが、復旦大学清華大学北京大学上海交通大学華東師範大学同済大学浙江大学など、中国のトップ大学に進学している。 また毎年全体生徒の4分の1の生徒が留学していてその留学先はアメリカのハーバード大学やエール大学、シカゴ大学、イギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学に進む生徒もいる。他にもプリンストン大学、スタンフォード大学、MIT、日本の大学では東京大学早稲田大学慶応義塾大学上智大学などに進学する生徒もいる。

沿革[編集]

創立は1950年で、創立当初は「華東人民革命大学付設農工速成中学」と呼ばれていた。在校生は約1,500名規模、教師陣は120名。

1950年9月 東中国人民革命大学付属の工農速成中学校が上海の宝山路584番地に設立。

1952年初頭 学校は蘇州の平門里北塔(東中国人民革命大学の跡地)に移転。

1953年1月  復旦大学付属工農中学校に改称。 同年2月、蘇州から現在の上海の郭泉路383号に移転。

1958年8月  復旦大学工農預科に改名。

1959年6月 復旦大学預科に改名。

1962年12月 上海教育省と復旦大学の指導の下、正式に復旦大学附属中学に改名。

上海市重点中学に指定。

2002年   復旦大学附属中学校国際中国学部が設立。

2006年 復旦大学附属中学校国際部が正式に設立、英語科と中国語科が設けられる。

2012年  上海浦東復旦附属中学校が設立。

2015年  復旦大学附属青浦分校が設立。

2018年  中国卓越高中連盟に加盟。

2019年 国際部の中国語科廃止。

脚注[編集]

外部リンク[編集]