広瀬辰五郎 (4代目)

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四代目 広瀬辰五郎(よだいめ ひろせ たつごろう、1906年明治39年〉1月23日1994年平成6年〉11月10日)とは、江戸時代から続く版元いせ辰の四代目当主。

来歴[編集]

三代目広瀬辰五郎の長男。本名は広瀬正雄、東京府神田区神田生まれの江戸っ子であった。千代紙おもちゃ絵の保存復元に尽力し、戦後はそれらに関する著作を残した。享年88。

著作[編集]

  • 『昭和東都名所譚』 いせ辰、1969年 ※四代目広瀬辰五郎襲名記念出版
  • 『日本の紙芸』 ルック社、1969年
  • 『江戸千代紙』2冊 丸ノ内出版、1973年
  • 『おもちゃ絵‐江戸庶民のエスプリとデザイン‐』 徳間書店、1974年 ※飯沢匡と共著
  • 『千代紙細工十二ヶ月』 主婦と生活社、1974年
  • 『手ほどき千代紙細工』全四巻 グラフィック社、1975年 ※春の巻、夏の巻、秋の巻、冬の巻
  • 『江戸の千代紙いせ辰三代』 徳間書店、1977年
  • 『和紙人形 日本結髪278種』 主婦と生活社、1977年
  • 『江戸絵噺いせ辰十二ヶ月』 徳間書店、1978年
  • 『千代紙文様』 京都書院、1979年
  • 『絶版江戸千代紙』 徳間書店、1979年
  • 『千代紙人形 童戯百態』 主婦と生活社、1982年

参考文献[編集]

  • 上田正昭他編 『日本人名大事典』 講談社、2001年
  • 日外アソシエーツ編 『20世紀日本人名事典』 日外アソシエーツ、2004年