小林純一

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小林 純一(こばやし じゅんいち、1911年11月28日 - 1982年3月5日)は、日本の児童文学作家童謡詩人

東京府新宿生まれ。本名・小林純一郎。中央大学経済学科中退。北原白秋に師事。東京市日本出版文化協会日本少国民文化協会などに勤務、第二次「赤い鳥」「チクタク」などに童謡を投稿。戦後は文筆に専念。日本童謡協会日本児童文学者協会設立に関与し、理事長、常任理事を務めた。1979年日本童謡賞受賞、1978年『少年詩集・茂作じいさん』で赤い鳥文学賞受賞。95年「小林純一・芥川也寸志遺作集 こどものうた」で日本童謡賞特別賞。日本音楽著作権協会常務理事。[1]

著書

  • 『太鼓が鳴る鳴る 少国民詩集』脇田和絵 紀元社 1943
  • 『オイモノキャウダイ』中尾彰畫 教養社 1946
  • 『太った博士 童謡集』初山滋畫 教養社 1947
  • 『カッパの国』茂田井武絵 桜井書店 こどもかい文庫 1948
  • 『りすのしんぱい 幼年絵入童話』中尾彰絵 川流堂書房 1948
  • 『のぐちひでよ』あらいごろう絵 ポプラ社 おはなし文庫 1962
  • 『銀の触角 少年詩集』渡辺三郎絵 牧書店 1964
  • 『はたらくじどうしゃ』小山泰治等絵 1971 小学館の保育絵本
  • リンドバーク古賀亜十夫絵 母と子の世界の伝記 集英社 1973
  • 『のりものスピードくらべ』石田通絵 1974 小学館の保育絵本
  • 『ひとりでできるよ』多田ヒロシ絵 国土社 1974 ルールくんの本
  • 『みつばちぶんぶん』鈴木義治絵 1975 国土社の詩の本
  • 『あいうえどうぶつえん』和田誠画 あい書房 1978 小林純一おはなしえほん
  • 『きいろいりぼん』山本まつ子画 あい書房 1978 小林純一おはなし絵本
  • 『ぎんのしずく』鈴木義治画 あい書房 1978 小林純一おはなしえほん
  • 『くじらのくー』北田卓史画 あい書房 1978 小林純一おはなしえほん
  • 『茂作じいさん』久保雅勇絵 教育出版センター 1978 少年少女のための詩集シリーズ
  • 『もりのおんがく』岩村和朗画 あい書房 1978 小林純一おはなしえほん

編著

  • 『世界の伝説』編 吉崎正巳絵 日本児童文庫刊行会 日本児童文庫 1957

紙芝居

  • 『いい子をみつけた』坂本健三郎画 童心社 1962 よいこの十二カ月
  • 『どうぶつオリンピック』田代寛哉画 童心社 1964 よいこの十二か月
  • 『たんぼのなかの一けんや』脚本 田中武紫画 青木きみ展開指導 童心社 1968
  • 『きらいなぼうし』山本まつ子画 子どもの文化研究所編 丸山春子指導展開 1971 童心社のかみしばい
  • 『みんなってなあにあつまれってなあに』若山憲画 矢田あつ子展開指導 童心社 1980 よいこの十二か月

翻訳

記念文集

  • 『種まく人びと 師を受けついで 「小林純一先生を偲ぶ会」記念文集』「小林純一先生を偲ぶ会」発起人一同 1994

作詞

  1. ^ 20世紀人名事典