実弾下潜入訓練場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Greeneyes3 (会話 | 投稿記録) による 2011年5月16日 (月) 17:01個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎関連項目)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

実弾下潜入訓練場(じつだんかせんにゅうくんれんじょう)とは陸上自衛隊において実弾下での訓練を行う為の戦闘訓練場である。

概要

主に実戦を未経験とする自衛隊員への実弾下及び砲弾落下の現況による訓練を経験させるために設けられている。訓練施設には比較的中規模以上の演習場が必要であり、各方面隊に1カ所程度設置されている。

訓練施設の詳細は非公表であるが、関係書籍によれば高さ約15メートルから30メートル程の高台上に機関銃を設置し、そこから機関銃を正面に向けて連射しており、1個小隊は的近くの塹壕より機関銃の方向に当初早掛けしていくが、機関銃が射撃されると匍匐を始める。距離が近づくにつれ障害も増えており、有刺鉄線や針金等の障害を匍匐等で乗り越え、かつ地中に埋められたTNT火薬の爆発(砲弾落下の現況)を伏せて防ぎながら最後に突撃する流れとなっている模様である。

訓練施設が設けられた当初は人の高さ程度で射撃をしていたとの事であるが、安全管理上の問題から次第に射座の高さが上がっていき、現在では15メートルから30メートル程に射座が設けられているとのこと[1]

TNT火薬を使用する観点から火薬類取扱責任者等の関係資格を保有する隊員による支援が義務づけられているとの事。

演習施設

他数カ所に設けられている

参考文献

脚注

  1. ^ 過去に事故もあった模様

関連項目