完全自動運転実現に向けた取り組み
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自動運転車(じどううんてんしゃ)とは、人間が操作を行わなくても自動で走行することができる自動車である。
概要[編集]
自動運転は、自動化度合いで判断して国際的に5つにレベル分けされている。ウィーン条約では、2014 年に「人間によるオーバーライドと自動運転機能のスイッチオフが可能であれば、規制対象としない」とし、レベル 3 までの自動運転を法的に制限していない。一方で、レベル 4 及び5 は完全自動運転であるが、現在認められておらず、各国で完全自動化に向けての取り組みが行われている。
自動運転の技術は Google 社を代表としたアメリカの企業が先導してきたが、近年では中国の進歩も目覚ましい。アメリカのAppleが目指しているのは、運転手なしで、乗客を運ぶ「ロボタクシー」[1]などの完全自動運転車である。これは運転者をサポートする技術を進化させて段階的に自動化をはかる他国のアプローチとは異なる。
また、中国では、米中の対立[2]によりアメリカの技術を転用することはできないために独自の技術で自動運転化をはかる取り組みを進めており、バイドゥ社[3]を中心として中国政府が全面的に後押ししている状況である。
出典[編集]
- ^ すでに実用化が始まっている〜ロボタクシーのグローバルな現状と展望 2021年7月7日閲覧
- ^ 米中で熾烈な開発競争となっている『自動運転』 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 2020年10月28日]
- ^ 百度、自社主導技術搭載の自動運転車100万台に、3~5年後 日本経済新聞 2020年12月9日