大竹勝
大竹 勝(おおたけ まさる、1909年2月13日 - 1993年8月16日[1])は、日本のアメリカ文学者、東京経済大学名誉教授。
経歴
長崎県出身[1]。1929年、第一外国語学校英語本科卒。1929年 - 1936年、シラキュース大学に留学、学士、修士。1949年、東京経済大学助教授。1955年 - 1956年、および、1964年 - 1965年に、フルブライト交換教授。1956年8月シラキュース大学で博士号。東京経済大学教授を1979年に定年。日本翻訳家協会理事長。
1993年8月16日、急性肺炎のため死去[1]。
著書
- アメリカ文学史 評論社 1957
- 胎動期のアメリカ小説 一八七〇年から一九〇〇年 評論社 1967
- イギリス文学新研究 トマス・モアからT・S・エリオットまで 評論社・教養叢書 1977.4
- アメリカ文学新研究 シオドル・ドライサーからソール・ベローまで 評論社・教養叢書 1978.4
- ジャンルに光る作家たち W.コベット、W.モリス、G.グリーン、J.オハーラ、R.ドースン 評論社・教養叢書 1980.9
共編
翻訳
- 街の哲学 アーネスト・デイムネ 立命館出版部 1939
- 教養の探究 エルネスト・デイムネ 改造文庫 1940
- 思索の道 エルネスト・デイムネ 改造社 1941
- 批評の時代 現代アメリカの批評文学 1900-50 ウィリアム・ヴァン・オカーナー 皆河宗一共訳 評論社 1955(20世紀アメリカ文学研究叢書)
- 異神を求めて 現代異端入門の書 T・S・エリオット 荒地出版社 1957
- 古今評論集 T.S.エリオット 荒地出版社 1958
- エリオットの功罪 編訳 荒地出版社 1958
- 宗教は必要か バートランド・ラッセル 荒地出版社 1959
- 文学と精神分析 ライオネル・トリリング 評論社 1959(20世紀アメリカ文学研究叢書)
- アメリカ短篇集 続 西崎一郎共訳 荒地出版社 1960
- 性の衝動 新実存主義への道 コリン・ウィルソン 竹内書店 1964
- 本当のシェイクスピア 思いきった伝記 ドーヴァ・ウィルスン 荒地出版社 1964
- チャンピオン リング・ラードナーの作品とその研究 荒地出版社 1964
- マルキ・ド・サド その生涯と思想 ジェフリー・ゴーラ 荒地出版社 1966
- 何によって生きるか エルネスト・ディムネ 弥生書房 1972(弥生選書)
- 戦争と文学 南北戦争と作家たち エドマンド・ウイルスン 評論社 1974
- 酔人あざみを見る ヒュー・マクダーミッド詩集 荒地出版社 1981.7
Web上の関連テキスト
- バートランド・ラッセル(著),大竹勝(訳)『宗教は必要か』訳者あとがき
- 大竹勝「ラッセルの決別の辞」 『ラッセル協会会報』n.15(1970年5月)pp.4-5.
脚注
参考
- 著書の紹介文