大山千枚田
大山千枚田(おおやませんまいだ)は、千葉県鴨川市大山にある棚田。
東京から一番近い棚田である。
概要
標高90 - 150m、面積4ヘクタールの斜面、東西600mにわたって375枚の棚田が連なっている。1999年(平成11年)に農林水産省の日本の棚田百選に認定されており、文化庁の文化的景観の保存・活用事業の対象地域にもなっている。
山岳地に位置することで耕地整理が遅れたために棚田が形成された。日本で唯一雨水のみで耕作を行っている天水田である[1]。
毎年秋には、「棚田の夜祭」と題し、3,000本のたいまつがともされる。
千葉県指定名勝
- 指定名:鴨川大山千枚田
- 所在地:鴨川市釜沼
- 指定日:平成14年3月29日
- 指定面積:46,077m²(公簿面積)
- 水田枚数:指定範囲内に限れば耕作中の水田が375枚ある。
棚田オーナー制度
棚田オーナー制度は鴨川市が開設し、特定非営利活動法人大山千枚田保存会が運営を委託されている。法人、個人合わせて約130組のオーナーがいる(2008年時点)。