名尾耕作

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名尾 耕作(なお こうさく、1909年1月26日 - 1996年5月14日[1])は、日本ルーテル教団の牧師、ヘブル語の学者で、日本最初のヘブル語辞典を著す。新改訳聖書の旧約聖書の翻訳主事を務め、新改訳聖書の翻訳に大きな功績を残す。名誉神学博士。

生涯[編集]

福岡県出身。同志社大学神学部、アメリカ太平洋神学校卒業。戦前より、文語訳聖書の旧約の改訂委員を務める。1958年日本ルーテル教団の東京ルーテルセンター教会の牧師に就任して、1963年にルーテル神学院の院長に就任するまで勤める。後に、名誉院長になる。コンコーコティア神学校より名誉神学博士号を授与する。

1961年新改訳聖書刊行協力会に日本ルーテル教団の代表として参加、旧約聖書の翻訳主任として、新改訳の旧約聖書の翻訳を指導する。1982年日本初のヘブル語辞典を、聖文社より出版する。1996年5月、肺炎のため死去[1]

著書[編集]

  • 「旧約聖書名言集」講談社学術文庫

脚注[編集]

  1. ^ a b 『現代物故者事典 1994~1996』(日外アソシエーツ、1997年)p.396