光学薄膜
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屈折率nを有する膜厚dの蒸着薄膜を、光路長ndの光学薄膜(こうがくはくまく)と呼ぶ。数種の屈折率の異なる薄膜を組み合わせ、光の反射や干渉を利用することにより、特定の波長の反射を弱めたり強めたりできる。
応用例として、カメラや眼鏡のレンズ、光学フィルター、増反射ミラー、ハーフミラー、反射防止膜
薄膜を形成することはコーティング、表面処理といい、光学薄膜を施されたものは、コーティング/コーテッド~とも呼ばれる。カメラ・レンズの分野においては、カール・ツァイスの「T*(ティースター)(多層膜)コーティング」が著名である。
選択吸収膜
光学薄膜の一種に選択吸収膜がある。選択吸収膜は特定の波長域の吸収特性を高める(反射率を下げる)作用があり、太陽熱温水器等に使用される。
参考文献
- H.A.Macleod 著、小倉繁太郎ら訳『光学薄膜』日刊工業新聞社
関連項目
外部リンク
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