保安隊 (北朝鮮)

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保安隊(ほあんたい)とは、連合軍軍政期北朝鮮地区の警察組織。朝鮮民主主義人民共和国社会安全部の前身である。

概要

1945年10月12日、ソ連軍占領当局は、1945年8月15日以後に雨後の筍の如く誕生していた私兵集団を解散させ、改めて治安維持を任務とする「保安隊」の創設を指令した。これが後に北朝鮮の警察の礎となった。

そして11月に保安隊本部を鎮南浦に置いた。各道には「道保安隊」を設置し、旧道警察部の業務を完全に継承した。

初代保安隊司令官として金日成が就任した。金日成は当時ソ連軍の一将校に過ぎず、警察部門のトップに就いたことは、その後の政権掌握について大きな意味を持つことになった。

参考文献

  • 塚本勝一『北朝鮮 軍と政治』原書房、2000年
  • 正論 平成17年 11月号

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