会計科 (陸上自衛隊)
会計科(かいけいか、英: Finance)は、陸上自衛隊における職種の一つ。金銭の出納・給与計算に関することを司る。職種標識の色は藍。
概要
- 防衛大臣直轄の中央会計隊と各方面隊に1つずつ置かれる方面会計隊に大別される。方面会計隊は方面総監部所在駐屯地に隊本部を置き、管内の駐屯地に会計隊を分派する(各会計隊長は3等陸佐もしくは1等陸尉、1個中隊程度の駐屯部隊は2等陸尉)、師団・旅団司令部に所在する会計隊長は2等陸佐相当級)唯一方面会計隊長の指揮を受けない部隊として那覇駐屯地の第430会計隊(第1混成団隷下)があったが、第15旅団への改編に伴い方面会計隊隷下に編成替えされている。会計隊が分派されない駐屯地・分屯地にあっては駐屯地基幹部隊に会計課等の職務部課が編成される。職種学校は小平学校の会計教育部である。なお、会計監査隊は諸職種混成の部隊である。
- 各駐屯地に分派される会計隊は基地システム通信部隊・警務隊・情報保全隊の派遣隊等と異なり当該駐屯地の名称はつかない(東部方面会計隊本部座間派遣隊など一部例外は存在[1])各会計隊の所属人員は駐屯地の規模により異なり、師団等司令部所在駐屯地のもので20名前後から小規模駐屯地のものでは10名前後と小隊~分隊程度ながらそれぞれ車両を有するため、中隊相当として扱われ部隊旗が授与される。
- 隊員の削減に伴い、各会計隊においては駐屯地全般の会計処理が主体となる事から近年基幹要員のみの配置で駐屯部隊に関係する予算の処理に関しては駐屯部隊から差し出される人事・給与業務担当者が臨時勤務という形で業務を行うこともある。