予算線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2011年11月18日 (金) 13:56個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: sv:Budgetrestriktion)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

予算制約線(よさんせいやくせん,: budget constraint line)、あるいは単に予算線(よさんせん)とは、予算制約式を、サービスの消費量と財価格のグラフ上に描いた直線である。 この直線が無差別曲線と接する点(主体的均衡点または最適消費点と呼ぶ)において、消費者効用が最大化される。

消費者は、予算の制限がなければ効用を限りなく最大化しようとする。 しかしながら、消費者一人一人が持ちうるお金には上限が決まっている。 簡単に言えば、財布の中に入る金には限りがあり、効用も制限される。 この上限の下、消費者は自己の効用を最大化するような財・サービスの組み合わせを決定する。 このような制限を、経済学では予算制約と言い、それをで表したものが予算制約式である。

たとえば、2つの財XとYを仮定し、これらの財の価格をそれぞれPx、Pyとする。また、所得をIとすると、 予算制約式は となる。

関連項目