丹南陣屋

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丹南陣屋(たんなんじんや)は、大阪府松原市丹南3丁目(河内国丹南郡丹南村)にあった丹南藩の藩庁である。

歴史・概要

初代藩主高木正次は関東、及び近江国に9千石を領する旗本であったが、元和9年(1623年大坂城定番となる。この時、1千石の加増を受け、河内国丹南郡に1万石を与えられ、陣屋を築いた。

6代正陳の時、江戸定府となった。元禄12年(1699年)所領の一部を下野国足利郡に移された。

13代正善の時、明治維新を迎えた。

なお、陣屋の御殿の客殿の一部が来迎寺の奥座敷として明治維新後に移築現存されていたが、取り壊されてしまい、現存しない。(非公開となっている)。

陣屋の隣にある高木氏の菩提寺である来迎寺山門前に陣屋の碑と説明版がある。陣屋跡は現在工場敷地や民家となっていて、陣屋の遺構を見る事は出来ない。