ヴォイジャー (映画)
ヴォイジャー | |
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Voyagers | |
監督 | ニール・バーガー |
脚本 | ニール・バーガー |
製作 |
ニール・バーガー ベイジル・イヴァニク |
製作総指揮 |
ブレンダン・ボワイエ グレッグ・クラーク スチュアート・フォード ヴィクトリア・ヒル ジョナサン・ファーマン ジェイミー・ジェソップ ミゲル・パロス グレッグ・シャピロ アンドレア・スカルソ |
出演者 |
タイ・シェリダン リリー=ローズ・デップ フィン・ホワイトヘッド コリン・ファレル |
音楽 | トレヴァー・ガレキス |
撮影 | エンリケ・シャディアック |
編集 | ナオミ・ジェラティ |
製作会社 |
AGCスタジオズ フィボナッチ・フィルムズ フリークス・フィルムズ アイコン・フィルムズ インジーニアス・メディア ノタ・ビーン・プロダクションズ スティルキング・フィルムズ サンダー・ロード・フィルムズ |
配給 |
ライオンズゲート アルバトロス・フィルム |
公開 |
2021年4月9日 2022年3月25日 |
上映時間 | 108分[1] |
製作国 |
アメリカ合衆国 イギリス チェコ ルーマニア |
言語 | 英語 |
製作費 | 2400万ドル[2] |
興行収入 | $4,131,130[2] |
『ヴォイジャー』(原題:Voyagers)は、2021年に公開されたアメリカ合衆国・イギリス・チェコ・ルーマニア合作のSF映画である。監督はニール・バーガー、主演はタイ・シェリダンが務めた。
概略
近未来。環境汚染が進んだ地球はもはや人類にとって住みよい場所ではなくなっていた。存亡の危機に立たされた人類は地球に代わる入植先を発見したが、そこに到達するには86年もの時間が必要だった。そこで、人類は遺伝子工学を駆使して優秀な30人の子供たちを生み出し、彼/彼女らとその世話役兼メンター(リチャード)を世代宇宙船で太陽系外の新天地へと送り出すことにした。
それから10年ほどの時間が流れ、30人の幼子たちは立派な若者に成長していた。彼/彼女らは毎日青い液体を飲まされていたが、それは本能や感情を抑える作用を持つ薬であった。宇宙船での単調な暮らしに耐えさせるには、その薬を騙して飲ませるより外なかったのである。ところが、そんなある日、若者の1人(クリストファー)が薬の正体に気が付いてしまった。薬の服用をやめた若者たちは徐々に暴走し始め、ついには船内を恐怖で支配しようとする者(ザック)まで出てしまう。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- クリストファー:タイ・シェリダン(白石兼斗)
- セラ:リリー=ローズ・デップ(大地葉)
- ザック:フィン・ホワイトヘッド(伊藤有希[3])
- リチャード・アリング:コリン・ファレル(野沢聡)
- フィービー:シャンテ・アダムス
- エドワード:アイザック・ヘンプステッド=ライト
- ピーター:ヴィヴェイク・カルラ
- カル:アーチー・マデクウィ
- ジュリー:クインテッサ・スウィンデル(市川ひかる[4])
- アレックス:アーチー・ルノー
- アンダ:マディソン・フー
製作・音楽
2019年1月17日、ニール・バーガー監督が新作SF映画の製作に着手していると報じられた[5]。4月26日、コリン・ファレル、タイ・シェリダン、リリー=ローズ・デップ、フィン・ホワイトヘッドの起用が発表された[6]。6月17日、本作の主要撮影がルーマニアで始まった[7]。28日、アイザック・ヘンプステッド=ライト、シャンテ・アダムス、ヴィヴェイク・カルラ、クインテッサ・スウィンデル、アーチー・マデクウィ、アーチー・ルノーがキャスト入りした[8]。11月19日、トレヴァー・ガレキスが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[9]。2021年4月16日、レイクショア・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[10]。
マーケティング・興行収入
2019年6月28日、ライオンズゲートが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[8]。2021年3月16日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。4月9日、本作は全米1972館で全米公開され、公開初週末に137万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場5位となった[12]。
当初、本作は2020年11月25日に全米公開される予定だったが[13]、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、翌年に公開が延期された[14]。
評価
本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには105件のレビューがあり、批評家支持率は28%、平均点は10点満点で5.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「実力派の俳優たちを起用しており、その設定には十分なポテンシャルがあった。それにも拘らず、『ヴォイジャー』はよく練り上げられたテーマを十分に掘り下げることができず、ありふれたSF映画に堕してしまった。」となっている[15]。また、Metacriticには34件のレビューがあり、加重平均値は44/100となっている[16]。なお、本作のCinemaScoreはCとなっている[17]。
出典
- ^ “ヴォイジャー”. 映画.com. 2022年2月1日閲覧。
- ^ a b “Voyagers (2021)”. The Numbers. 2022年2月1日閲覧。
- ^ OJnbLMFhPi2xWOJの2022年7月6日のツイート、2022年7月9日閲覧。
- ^ run_run78の2022年7月6日のツイート、2022年7月9日閲覧。
- ^ “‘Upside’ Director Neil Burger Sets Sci-Fi ‘Voyagers’ as Next Project”. Variety (2019年1月17日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “‘Voyagers’: Colin Farrell, Lily-Rose Depp, Tye Sheridan Among Cast For Neil Burger’s Sci-Fi-Thriller; Uni Int’l Buys Major Markets From AGC”. Deadline.com (2019年4月26日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “Neil Burger’s Sci-Fi Flick ‘Voyagers’ Eyes June 17th Production Start In Romania – Stars Colin Farrell, Tye Sheridan, and Fionn Whitehead”. HN Entertainment (2019年5月5日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ a b “‘Voyagers’: Lionsgate Snaps Up U.S. Rights To Neil Burger Sci-Fi-Thriller With Colin Farrell, Tye Sheridan & Lily-Rose Depp”. Deadline.com (2019年6月28日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “Trevor Gureckis to Score Neil Burger’s ‘Voyagers’”. Film Music Reporter (2019年11月19日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “‘Voyagers’ Soundtrack Album Details”. Film Music Reporter (2021年4月15日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “Voyagers (2021 Movie) Official Trailer – Tye Sheridan, Lily-Rose Depp”. YouTube (2021年3月16日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “Domestic 2021 Weekend 15/April 9-11, 2021”. Box Office Mojo. 2021年4月17日閲覧。
- ^ “‘John Wick 4’ To 2022, While ‘Hitman’s Wife’s Bodyguard’, ‘Spiral, ‘Barb And Star’ & More Head To 2021: Lionsgate Release Date Changes”. Deadline.com (2020年5月1日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “Lionsgate Pushes ‘Fatale’ & ‘Voyagers’ To 2021”. Deadline.com (2020年10月9日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ “Voyagers”. Rotten Tomatoes. 2021年4月18日閲覧。
- ^ “Voyagers (2021)”. Metacritic. 2021年4月18日閲覧。
- ^ “‘Godzilla Vs. Kong’ Fires Up $70M; Easily Top-Grossing Pic To Date At Domestic B.O. During Pandemic – Monday Update”. Deadline.com (2021年4月12日). 2021年4月17日閲覧。