ロイ・A・タッカー

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ロイ・A・タッカー(Roy A. Tucker, 1951年 - )は、地球近傍天体アポフィスを、ハワイ大学のデイヴィッド・J・トーレン、ファブリジオ・ベルナルディと共に発見したことで最も知られているアメリカ合衆国天文学者[1]

概要

ミシシッピ州ジャクソン生まれ、テネシー州メンフィス出身。カリフォルニア大学サンタバーバラ校で科学機器の分野で修士号を取得した[2]アリゾナ大学キットピーク国立天文台で勤務している[1]。また、アリゾナ州南部に所在する私立天文台のグッドリック・ピゴット天文台で小惑星の観測と発見を行った[1][3]。彼は1996年から2010年にかけて小惑星センターに登録されている702の小惑星を発見しており[4]、自身が発見した小惑星に「奈須きのこ[5]、「新海誠[6]、「Kalafina[7] などの名前を付けている。

ロイ・A・タッカーは2002年に惑星協会が授与した「ユージン・シューメーカー地球近傍天体オブジェクトグラント」の受賞者である5人の科学者の内の1人だった。

1997年にパオロ・G・コンバによって発見されたメインベルトの小惑星はロイ・A・タッカーに因んで「タッカー」と命名された[1]

参考文献

  1. ^ a b c d Schmadel, Lutz D. (2007). “(10914) Tucker”. Dictionary of Minor Planet Names – (10914) Tucker. Springer Berlin Heidelberg. p. 748. doi:10.1007/978-3-540-29925-7_8165. ISBN 978-3-540-00238-3 
  2. ^ The Team”. Spaceguard India. 2007年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月10日閲覧。
  3. ^ gpobs.home.mindspring.com
  4. ^ Minor Planet Discoverers (by number)”. Minor Planet Center (2018年7月11日). 2019年4月14日閲覧。
  5. ^ Kinoko Nasu - JPL Solar System Dynamics”. NASA. 2019年4月10日閲覧。
  6. ^ 55222 Makotoshinkai - JPL Solar System Dynamics”. NASA. 2019年4月10日閲覧。
  7. ^ 40775 Kalafina - JPL Solar System Dynamics”. NASA. 2019年4月10日閲覧。

外部リンク