ルジチカ大員環合成

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ルジチカ大員環合成(ルジチカだいいんかんごうせい、Ruzicka large ring synthesis)あるいはルジチカ反応ルジチカ環化は、酸化トリウム (ThO2) のような触媒存在下、高温でジカルボン酸から環状ケトン合成する有機反応である。1926年に本反応を開発したラヴォスラフ・ルジチカに因んで命名された[1]

The Ruzicka large ring synthesis
The Ruzicka large ring synthesis

合成ムスコンであるエキサルトン(exaltone、シクロペンタデカノン、デスメチルムスコン)の合成に応用された。

脚注

  1. ^ L. Ruzicka, M. Stoll, H. Schinz (1926). “Zur Kenntnis des Kohlenstoffringes II. Synthese der carbocyclischen Ketone vom Zehner- bis zum Achtzehnerring”. Helvetica Chimica Acta 9 (1): 249–264. doi:10.1002/hlca.19260090130.