ヤジディ教徒の虐殺
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ヤジディ教徒の虐殺とは、2014年にISILによって行われたイラク北部(主にシンジャール地方)の住むクルド系住民のうちヤズィーディーの教徒に対して行われた一連の虐殺行為[1][2][3]。2千‐5千人が ISIL によって行われた「強制改宗キャンペーン」の中で殺害され、数千人が捕虜、奴隷として連行された。また、2015 年までに50万人以上が故郷を追われ難民となった。虐殺は、クルディスタン自治政府の軍事組織であるペシュメルガの撤退後に始まった。
ISIL による迫害は国際的に注目を集め、米国を主導に、ISIL に対する空爆に端を発するイラク介入に繋がった。米国、英国、オーストラリアはヤズィーディー教徒に空からの緊急投下援助を行った。クルド人民防衛隊およびクルディスタン労働者党の戦闘機はシンジャール山脈に通じる「人道的回廊」を開き、ヤズィーディー教徒を援助した。
国連のいくつかの組織や国家組織などによって、この事件は虐殺と認識されている。
脚注
- ^ Elise Labott; Tal Kopan (2016年3月17日). “John Kerry: ISIS responsible for genocide”. CNN. オリジナルの2016年3月17日時点におけるアーカイブ。 2021年8月3日閲覧。
- ^ “UN accuses the "Islamic State" in the genocide of the Yazidis” (ロシア語). BBC Russian Service/BBC (2015年3月19日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ “The UN has blamed "Islamic State" in the genocide of the Yazidis”. Radio Free Europe/Radio Liberty (2015年3月19日). 2015年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月3日閲覧。