ムービング・ゴールポスト
ムービング・ゴールポスト(英: Moving the goalposts、shifting the goalposts)とは、サッカー等の競技から派生した隠喩。プロセスや試合の規準(ゴール)を、自身に対して、有利な新しい規準・合意基準に勝手に変更する行為、国家間合意又は国際法を守らない国への批判的外交用語にも用いられる。別名「動くゴールポスト」[1][2][3][4][5][6]。
起源
このフレーズは英語に起源があり 、サッカーなどのスポーツで使うゴールポストから派生した[2]。
この比喩的な用法は片方が既に約束事や契約内容など、両者で決めたことを履行していた後にもう片方が自らに有利にするためにゴールを動かそうとする不公平さを仄めかしている[1]。
外交用語
約束・宣言・合意・条約などを勝手に変更や無視して向こうの決めた事を履行せずに、相手国に知らぬ存ぜぬで追加要求をする状況を意味する時に特に使われる[7]。
脚注
- ^ a b “Moving the goalposts”. Phrases.org.uk. 2011年12月20日閲覧。
- ^ a b On Language; Moving the Goalposts
- ^ 韓国の慰安婦合意“新共同宣言”提案は「動くゴールポスト」…専門家「隣国との関係悪化にうろたえる必要はない」
- ^ 「日韓対立の真相」p42-45.武藤正敏
- ^ 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版. “菅首相「韓日は重要な隣国」、文大統領書簡から3日後に返信 月刊誌に寄稿「慰安婦合意はどちらがゴールポストを動かしたか、『証人』の米国もよく知っているだろう」”. www.chosunonline.com. 2020年9月22日閲覧。
- ^ “「韓国によりゴールポストが動かされる」 朝日報道は「極めて問題」慰安婦問題 外相、官房長官が答弁(産経新聞)”. Yahoo!ニュース. 2021年5月31日閲覧。
- ^ 阿比留瑠比 (2015年1月15日). “【阿比留瑠比の極言御免】「韓国はなぜ日本だけを標的にする?」歴史問題で欧米から疑いの目を向けられるようになった韓国妄執自業自得”. 産経ニュース. 2021年8月28日閲覧。