ポップタイム
ポップタイム(Pop time)は、野球の捕手が盗塁を阻止するために目安として計測される時間。投手の投球を捕球してから送球が二塁ベースに到達するまでの時間を指す。まれに三塁ベースまでの時間を指すこともある。
メジャーリーグベースボールでは2015年にスタットキャストが導入され、全ての捕手のポップタイムの記録が残っている。2020年代のメジャーリーグベースボールでは、二塁までの平均ポップタイムは1.9秒未満を記録するのが数名、2.0秒未満を記録するのがチームに1人程度である[1]。2018年シーズンの平均は2.01秒であった[2]。
盗塁を阻止するために重要なのは捕手の能力だけでなく、投手の球速(戦略上の球種)やクイックモーションも同様に要求される。
映像解析技術の乏しいプロリーグやアマチュア野球ではストップウォッチ等で計測されることが多い[3]。
関連項目
脚注
- ^ “Statcast Catcher Pop Time Leaderboard” (英語). baseballsavant.com. MLB.com. 2022年9月24日閲覧。
- ^ “Pop Time (POP) Glossary” (英語). MLB.com. 2022年9月24日閲覧。
- ^ “甲子園で見つけた捕手、野手たち。柳田・大谷の影響で打撃に変化が?”. Sports Graphic Number (2016年8月19日). 2022年9月24日閲覧。