ホホバ

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ホホバ
ホホバ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: トウダイグサ目 Euphorbiales
: シモンジア科 Simmondsiaceae
: シモンジア属 Simmondsia
: ホホバ S. chinensis
学名
Simmondsia chinensis
C.K.Schneid. (1907)
和名
ホホバ
英名
Jojoba

ホホバ(学名:Simmondsia chinensis)は、シモンジア科(ホホバ科)の常緑低木

「中国産」という種小名が付いているが、アメリカ合衆国南西部からメキシコ北部が原産。ホホバ(jojoba)と言う名前は、スペイン語である。

かつては、ツゲ科トウダイグサ科に分類されていたこともあったが、1990年代にこの一種だけが属するホホバ科(シモンジア科 Simmondsiaceae)が作られた。属名は1805年に死去した英国の植物学者シモンズに因んだもの。

特徴

樹高は2mほど。幹は直立してよく分枝し、株はりも直径2mくらいになる。は長楕円形で長さ4cmくらい、革質で光沢がある。春に咲く雌雄異株で、おしべまたはめしべだけで花弁がない。栄養繁殖がしにくく、実生で繁殖するが、生育が遅く、播種から数年経たないと雌雄がわからない。

種子の利用

種子を搾って得られるホホバ油は多様な用途を持つ。髪の毛や皮膚の乾燥を防ぎ、潤いを与える作用があるとされ、マッサージオイルや、シャンプー・化粧石けんの原料として、また、工業用油脂の原材料として自動車のエンジンオイル等にも利用されている。