ベッサスタージル
ベッサスタージル (氷語: Bessastaðir、「牡熊の土地」の意[1]) はアイスランド大統領の公邸である。アイスランドのアゥルタネース半島にあり、首都であるレイキャヴィークからも近い。アイスランド議会であるアルシングや空港、大学のあるレイキャヴィークの中心地から狭い湾をはさんだ向かい側にあり、直線距離では数 km である。
歴史[編集]
1241年にスノッリ・ストゥルルソンが暗殺されて以降、ノルウェー王国がベッサスタージルの領有を主張し、城として、あるいはノルウェー王のもっとも地位の高い家臣の住居として使われていた。1761年から1766年の間に、現在の大統領公邸の元になる建築物が建てられた[2]。18世紀前半にはしばらくの間学校として使われたが、1944年に大統領に寄進されたときには普通の農地になっていた。ベッサスタージルという名前は1940年にこの地を購入し1941年に寄進したシグルズル・ヨナソン・ベッサスタージル (Sigurður Jónasson Bessastaðir) に由来する。
ギャラリー[編集]
-
1834年のベッサスタージルの様子
-
大統領公邸の正面 (2009年)
-
大統領公邸 (2008年)
脚注[編集]
- ^ 浅井、森田「アイスランド地名小辞典」、1980(帝国書院から販売)
- ^ Bessastaðir — the Presidential Residence 大統領公邸公式サイト (英語)
外部リンク[編集]
ウィキメディア・コモンズには、ベッサスタージルに関するカテゴリがあります。