フル・コミュニオン

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フル・コミュニオン英語: Full communion)はキリスト教教会論において、相互に同じ教理を分かち合う、共同体同士もしくは共同体と個人との間にある、コミュニオンの関係を表す術語[1]

カトリック教会正教会は、それぞれの地域教会にフル・コミュニオンを認めて一つの統一された教会としている。他の西方諸教派は術語「フル・コミュニオン」を、異なったアイデンティティをもつそれぞれの教会・共同体において実際的にアレンジして用いている。

日本語におけるフル・コミュニオンの類語としては完全相互陪餐などがあるが、ほとんどの教派において完全な(Full)コミュニオン(communion)とは聖餐陪餐聖体拝領領聖)の局面のみに限定されないため、フル・コミュニオンと完全相互陪餐は同義ではない。

脚注

関連項目