フランス国鉄RIB形客車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
BB17000に牽引されるRIB形客車

RIB (rame inox de banlieue)はフランス国鉄の通勤形客車で、ステンレス製で編成片側に運転台をもち、車高が低いという特徴をもつ一群である。細分するとRIB60やRIB80があるが、この項ではそれらをまとめて扱うこととする。RIO形客車についてはRIOを参照。

RIB60[編集]

1960年に台車高785mmという低床台車の開発により誕生した、最初のRIB形客車である。RIB客車はヨーロッパの伝統的なプッシュプル方式を採用したため、ターミナル駅での機関車の付け替えが不要である。

諸元表
二等制御車
ZRBDx
二等車
ZRBz
一等・二等合造車
ZRAB
編成合計
全長 25,300 mm 23,800 mm 23,800 mm 25,400 mm
重量 31 t 28,5 t 28,5 t 31 t 119 t
定員 座席79名
+ 収納座席24名
座席107名
+ 収納座席24名
座席107名
+ 収納座席24名
一等座席36名/二等座席43名
+ 収納座席24名
一等座席36名/二等座席336名
+ 収納座席96名
トイレ 1箇所 1箇所 1箇所 2箇所 5箇所

RIB70[編集]

RIB76[編集]

RIB80[編集]

2扉車[編集]

一部の車両は地方の需要に合わせ、中央の扉を塞いで1枚窓に変更された。

関連項目[編集]