ハリー・ストックウェル

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ハリー・ストックウェル
Harry Stockwell
Harry Stockwell
1945年
本名 ハリー・ベイレス・ストックウェル
Harry Bayless Stockwell
生年月日 (1902-04-27) 1902年4月27日
没年月日 (1984-07-19) 1984年7月19日(82歳没)
出生地 アメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ
死没地 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 俳優、歌手
活動期間 1928年から1973年
配偶者 エリザベス・ベロニカ(1930年-1947年)
ニーナ・オリヴェット(1950年-1971年、死別)
著名な家族 ガイ・ストックウェル
ディーン・ストックウェル
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ハリー・ストックウェル(Harry Stockwell、1902年4月27日 - 1984年7月19日)は。アメリカ合衆国俳優歌手

1935年、映画『Here Comes the Band』でデビューした。1937年、ウォルト・ディズニーのクラシック・アニメ映画『白雪姫』の王子役で有名になった。ブロードウェイの名優でもあり、1943年から1948年、ブロードウェイ・ミュージカル『オクラホマ!』において、オリジナルのアルフレッド・ドレイクの後継で主役のカーリー役を演じた。1973年、ホラー・コメディ映画『ワシントンの狼男英語版』が最後の出演となった。エリザベス・ベロニカと結婚し、俳優ガイ・ストックウェル[1]ディーン・ストックウェル[2]の父親となった。1950年、女優ニーナ・オリヴェットと再婚した[3]

生い立ち[編集]

ミズーリ州カンザスシティにて父ウィリアム・ヘンリー・ストックウェル(1876年–1959年)と母コーラ・エレン・ティター(1878年–1951年)のもとに誕生した。ニューヨーク州ロチェスターにあるイーストマン音楽学校に進学した。 進学前の1929年、バスビー・バークレーによる壮大なミュージカル『Broadway Nights』でブロードウェイ・デビューしていた。翌1930年、伝説的プロデューサーで作曲家のアール・キャロルの『The Earl Carroll Vanities』1930年版に出演した。ちなみにこの作品にてコメディアンのジャック・ベニーがブロードウェイ・デビューし、すぐに有名になった。1933年、ブロードウェイにて1年間に亘るミュージカル・レヴュー『As Thousands Cheer』に出演した。

経歴[編集]

踊るブロードウェイ英語版』(1935年)、『Here Comes the Band』(1935年)で映画デビューした。ウォルト・ディズニーの『白雪姫』の王子役の声優として白雪姫を演じたアドリアナ・カセロッティの相手役を務めた。この中で「ワン・ソング」を歌唱した。またブロードウェイの大ヒットミュージカル『オクラホマ!』には、1943年から1948年まで主演した。

私生活[編集]

1930年にエリザベス・ベロニカと結婚し、俳優ガイ・ストックウェルディーン・ストックウェルの父親となり、1947年に離婚した。1950年に女優ニーナ・オリヴェットと再婚し、1971年にオリヴェットが亡くなるまで婚姻関係は続いた。

[編集]

1984年7月19日に82歳でニューヨークのマンハッタンにて糖尿病で死去した。

フィルモグラフィ[編集]

特記
1935 踊るブロードウェイ
Broadway Melody of 1936
本人
Here Comes the Band オリー・ワッツ
1937 All Over Town ドン・フレッチャー
白雪姫
Snow White and the Seven Dwarfs
王子 声の出演、クレジット無し
1939 Montmartre Madness 本人 短編
1945 アメリカ交響楽
Rhapsody in Blue
ブラックフェイスの歌手 クレジット無し
1959 ハッピー・ロブスター
It Happened to Jane
乗客 クレジット無し
1973 ワシントンの狼男
The Werewolf of Washington
兵士2 (最後の映画出演)

脚注[編集]

  1. ^ 1940 United States Federal Census
  2. ^ [1] Daytona Beach Morning Journal 21 January 1957, p4
  3. ^ NYC marriage indexes 1907–1995, Cert #36178

外部リンク[編集]