ニッポン樫鳥の謎
『ニッポン樫鳥の謎』(The Door Between)はエラリー・クイーンの長編推理小説。1937年刊行。単行本化の前年に雑誌『COSMOPOLITAN』に掲載された際は、『日本扇の謎』The Japanese Fan Mysteryと題されていた、という説が第二次世界大戦前からある。日本では事実と仮定して国名シリーズ最後の作品としている。ただ『エラリイ・クイーンの世界』の本文と作品リストの両方に、雑誌掲載の事実は明記されているが、題名に関するコメントはまったくないので、実際には改題はなかったと思われる。『琉球かしどりの秘密』『日本庭園殺人事件』『日本庭園の秘密』などの邦題もある。