ドーナツターン

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2001年カナダグランプリでドーナツターンを行うジャン・アレジ

ドーナツターンは車両の運転技術の一つである。車両の前輪または後輪を軸として車体を連続的に回転させ、ゴムによる円形のタイヤ痕(ブラックマーク)を路面に付ける。摩擦によりタイヤから煙が出ることもある。


ドーナツターンは、濡れた路面または凍結した路面ではより容易に行うことができる。オーストラリアアウトバック地域では、「サークルワーク」とも呼ばれ[1]en:Bachelor and Spinster Ballsでしばしば行われる[2]

ドーナツターンを行うことには危険を伴うことがある。サスペンションと駆動系に負担が掛かり、制御不能な機械的損傷を起こすことがある。タイヤも激しく傷むため、突然空気圧を失ったり、バーストしたりする恐れがある。

レーシングドライバーはしばしば、自らの勝利を祝うため、またファンを喜ばせるため、ゴール後にドーナツターンを行うことがある。NASCARではデイル・アーンハートWRCではコリン・マクレーCARTではアレックス・ザナルディが各カテゴリーでドーナツターンを行い始めた。

脚注

外部リンク