ドーナツターン
ドーナツターンは車両の運転技術の一つである。車両の前輪または後輪を軸として車体を連続的に回転させ、ゴムによる円形のタイヤ痕(ブラックマーク)を路面に付ける。摩擦によりタイヤから煙が出ることもある。
ドーナツターンは、濡れた路面または凍結した路面ではより容易に行うことができる。オーストラリアのアウトバック地域では、「サークルワーク」とも呼ばれ[1]、en:Bachelor and Spinster Ballsでしばしば行われる[2]。
ドーナツターンを行うことには危険を伴うことがある。サスペンションと駆動系に負担が掛かり、制御不能な機械的損傷を起こすことがある。タイヤも激しく傷むため、突然空気圧を失ったり、バーストしたりする恐れがある。
レーシングドライバーはしばしば、自らの勝利を祝うため、またファンを喜ばせるため、ゴール後にドーナツターンを行うことがある。NASCARではデイル・アーンハート、WRCではコリン・マクレー、CARTではアレックス・ザナルディが各カテゴリーでドーナツターンを行い始めた。