シメオン・テン・ホルト
シメオン・テン・ホルト(Simeon ten Holt、1923年1月24日 - 2012年11月25日)は、ベルゲン生まれのオランダの作曲家。独特のミニマル・ミュージックの作風で知られる。
2012年11月25日、アルクマールの病院で死去[1]。89歳没。
作風
作品の多くは調性に基づいており、しばしば膨大な演奏単位からなる。各単位を何度繰り返すかは演奏者に委ねられる。
音楽とヴィジュアル・アートの関連、音楽と数学との関係に興味を抱いており、これは師であるヤーコプ・ファン・ドムセラール(英語: Jakob van Domselaer)による影響が大きい。また、ドムセラールからの影響は彼の作曲における主要な楽器がピアノであることにも表れており、実際、テン・ホルトの作品の多くは独奏ピアノや複数のピアノのアンサンブルのために書かれている。
テン・ホルトの音楽の解釈に定評があるピアニストとしてはケース・ヴィーリンガ(オランダ語: Kees Wieringa)が挙げられ、複数の録音が存在する。オランダのイェローン・ヴァン・ヴェーン(Jeroen van Veen)も積極的にホルトの作品を演奏、録音している。複数台のピアノのための作品全集(CD 11枚組)もリリースされている。
脚注
- ^ Simeon ten Holt (89) overleden NOS.nl 2012年11月26日閲覧
外部リンク
- Simeon ten Holt(公式サイト)
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