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コロマンデル海岸

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コロマンデル海岸沿いの地域
Monsieur d'Anvilleによる地図(1753年)
ヨーロッパ諸国のインドにおける拠点(1501年 -1739年)

コロマンデル海岸英語:Coromandel Coast)は、インド南東部の海岸。クリシュナ川の河口からカリメール岬に至るまでの海岸を指す。全長は約720キロメートル。

歴史

1530年代末までに、ポルトガルが三箇所の交易拠点(ナーガッパッティナム、São Tomé de Meliapore、Pulicat)を設けた。しかし、17世紀になるとオランダにナーガパッティナムなどを奪われ、コロマンデル海岸への影響力を失った。一方で、オランダがSadras、Covelongなどにも拠点を置き、イギリスも17世紀前半にマスリパタムマドラス(チェンナイ)などに商館を建て、マドラスにセント・ジョージ要塞を建設した。フランスポンディシェリ、Karaikal、Nizampatnamなどに拠点を置いたほか、デンマークもこの地域への進出を図った。こうしたヨーロッパ諸国による進出は、インド産綿布を扱うことを目的としていた。最終的にはイギリスがこの地域を確保したが、わずかながらフランスもポンディシェリなどに拠点を保った。

関連項目