コルトM1848
コルトM1848 | |
概要 | |
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種類 | 回転式拳銃 |
製造国 | アメリカ合衆国 |
設計・製造 | コルト社 |
性能 | |
口径 | .44 |
銃身長 | 約7.5インチ |
使用弾薬 | .44 |
装弾数 | 6発 |
作動方式 | パーカッション式 |
全長 | 355mm |
重量 | 1885g |
コルト M1848(通称:コルト・ドラグーン)は、パーカッション式シリンダー先込め銃(回転式拳銃)であり、フリントロック式からメタルカートリッジ式への過渡期に登場した製品である。1848年にアメリカ陸軍の制式拳銃となり、後継モデルである「コルトM1860アーミー」が登場するまで12年間その地位を守った。
装弾数は6発で、シリンダーに火薬を篭めてから、パッチを被せ、弾丸を詰める。発砲するためには薬室前面にグリスを塗布し、雷管をニップルに被せることが必要である。グリスを塗布し忘れると、発砲時に他の薬室の火薬に火が移り非常に危険である。この現象をチェーンファイア(数珠繋ぎ発火)という。
M1848ドラグーンは、前年に登場した「コルトM1847ウォーカー」の改良モデルとして開発された。基本構造および口径は同一ながら、9インチの銃身長と威力を最重視した60グレインの装薬量がウォーカーの特徴である。前述のチェーンファイアが発生した際にシリンダーが破損するケースがあり、装薬量を50グレインとした専用シリンダーと7.5インチの銃身を備えた新型がドラグーンである。
各種メディアに登場する例としては、松本零士作品に登場する「戦士の銃(コスモドラグーン)」のモデルとなった事などが著名である(詳細は「戦士の銃#松本零士とドラグーン」を参照)。