コインパーキング

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ゲート式コインパーキング(屋外タイプ)
ロック式コインパーキング(屋内タイプ)
バイク用ゲート式コインパーキング
簡易設置タイプのコインパーキング

コインパーキング(Coin Parking)とは、不特定多数の利用者が空いている車室に駐車し、利用した時間分の料金を支払う駐車場である。

概要

24時間無人の時間貸しで営業を行う場合が多い。駐車場は屋外と屋内のタイプがあり、駐車台数は数台から数十台となっている。

駐車場の管理は、小規模の場合(1〜8台程度)はロック方式(フラップ板)、大規模の場合はゲート方式で行い、発券機や精算機を設置している。

ロック方式(フラップ板)の場合は、駐車を行うと各駐車スペースに設置されているセンサーが感知し、地面に埋め込まれたフラップ板がせり上がり、車両を動かせないようにする。精算機で駐車スペースの番号を入力し、料金を支払いロック板が下がることで車両を動かせるようになり、出庫することができる。

ゲート方式の場合は、各駐車スペースにはセンサーは設置されず、ゲートバーのみの管理となる。

日本における現状・問題

企業や団体、個人地主が保有する遊休地の有効活用策のひとつとして設置されるようになったが、2006年6月1日から道路交通法が改正され、駐車監視員による駐車違反の取締りが行われるようになり、コインパーキングの需要が高まっている。

経営方策としてはコインパーキング経営の形として運営会社による借り上げが主であるが、個人経営も増加している。

精算機に自分の駐車したスペースの番号を間違えて入力し精算してしまうと、基本的に返金はできない。利用者に責任を押し付けている部分があり課題が残る。

ロック方式のコインパーキングで、フラップ板を強引に踏み倒し破壊した上、料金を支払わずに逃げる一部の利用者が問題になっている。悪質な場合はコインパーキングの管理会社が、防犯カメラから車両の所有者を割り出し、フラップ板の修理費等も含めた利用料金を請求することがある。この他、精算機が破壊され現金を奪われる被害が多発していることへの対策や、決済の迅速化を図るため、電子マネーで決済するシステムの開発も進められ、一部では既に実用化されている。

コインパーキングで高額な駐車料金を請求をされるのが問題となっている。例えば1日500円と看板で掲載されていても、翌日からは1時間100円などと料金形態が変化することが看板の小さい文字や裏面に掲載されているなど看板詐欺ともいえるコインパーキングが増えている[1]

これらについては場内設置の約款に書いてあることも多いのだが、屋外にしては文字が小さすぎるなどの問題で読まない人も多い。

主なメーカー

主なコインパーキング運営会社

脚注

  1. ^ コインパーキングのセコイ看板表示料金トラブルが急増中 週プレNEWS 2014年4月2日

関連項目