カンディド・ロペス (コック)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。訳由美子 (会話 | 投稿記録) による 2022年5月15日 (日) 13:55個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

セゴビアにあるカンディドを記念した胸像

カンディド・ロペス・サンス(Cándido López Sanz、コカ英語版出身、セゴビアで死去、1903年12月1日 - 1992年8月16日[1])は、スペインコックメソンスペイン語版経営者で、セゴビアの有名なレストラン、メソン・デ・カンディドスペイン語版のオーナー。

子供の頃からコックとして働いていた。1931年にメソン・デル・アソデホのオーナーになった時、コチニーリョ・アサードほかのアサードの料理で人気を博した[2]

履歴

カンディドは20世紀初頭にセゴビアの町、コカ英語版に生まれ、2歳の時に両親とともにセゴビアに移り、マルコンセホ通り2番地に住んでいた[1]。年少の頃にグラン・カフェ=レストラン・ラ・ウニオンでコックとして働き始めた。

27歳の時、カンディドはメソン・デル・アソゲホのオーナー、ミカエラ・カサスの娘のパトロと結婚した。ロゾヤ侯爵によると、1931年の「スペインの美食の記念日」(スペイン語: fecha memorable para la gastronomía española)にカンディドがメソンを引き継いだ。1941年(カンディドが引き継いで10年後)、メソンは芸術的モニュメントのカタログに記載された。日々提供される名物の中には、豚耳スペイン語版豚足を添えたラ・グランハの豆スペイン語版カスティーリャのスープセプルベダスペイン語版風の子羊のローストコチニーリョ・アサード子羊のシチュースペイン語版などがある。フランコ独裁の間、カンディドはしばしばニュースに登場した[3]

受賞

  • セゴビアの黄金のアルカサル
  • 仕事の功績の金メダル
  • ホステルの功績の金メダル
  • 観光業の功績の金メダル
  • 全西レストラン経営社連盟の金メダル
  • 市民の功績の公式十字
  • カスティーリャ・イ・レオンの観光の騎士(ゴールド・カテゴリー)
  • イザベル・ラ・カトリカ騎士団
  • 観光業の功績の騎士(フランス)

脚注

  1. ^ a b Segovia, padrones 1907-1913”. 2021年7月25日閲覧。
  2. ^ José Alejandro López, (1978), «Viaje por las Españas: recordando a la madre patria», Madrid
  3. ^ Fernando de Bordejé y Morencos, (2007), «Galería de personajes españoles», Madrid

関連項目

外部リンク