エテオーネウス

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エテオーネウス古希: Ἐτεωνεύς, Eteōneus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエテオネウスとも表記される。主に、

が知られている。以下に説明する。

ボエトオスの子[編集]

このエテオーネウスは、スパルタの王メネラーオスの近従である[1]。ボエトオスの子[2][3]。父ボエオトスはペロプスの子アルゲイオスアミュクラース王の娘ヘーゲーサンドラ(Ηγησάνδρα)の子である[4]オデュッセウスの消息を尋ねるためにやって来たテーレマコスネストールの子ペイシストラトスの到着をメネラーオスに伝え、2人を出迎えた[5]

ペーネロペーの求婚者[編集]

このエテオーネウスは、ケパレーニア島の都市サメーからペーネロペーに求婚した23人の男性の1人である[6]。のちに帰国したオデュッセウスに他の求婚者たちとともに誅殺された。

脚注[編集]

  1. ^ 『オデュッセイアー』4巻22行。
  2. ^ 『オデュッセイアー』4巻31行。
  3. ^ 『オデュッセイアー』15巻95行。
  4. ^ レーロスのペレキューデース断片、132(『オデュッセイアー』4巻22行への古註)
  5. ^ 『オデュッセイアー』4巻22行-42行。
  6. ^ アポロドーロス、E(摘要)7・28。

参考文献[編集]