ウマノミツバ

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ウマノミツバ
福島県会津地方 2011年7月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: ウマノミツバ属 Sanicula
: ウマノミツバ S. chinensis
学名
Sanicula chinensis Bunge
シノニム

Sanicula elata Buch.-Ham. ex D.Don var. japonica Koidz.

和名
ウマノミツバ(馬之三葉)

ウマノミツバ(馬之三葉、学名:Sanicula chinensis)はセリ科ウマノミツバ属多年草。別名、ヤマミツバ

特徴

は直立し、よく枝分かれし、高さは30-120cmになる。は根出葉、枝葉ともに3全裂し、側小葉はさらに2深裂して掌状に5裂状になることがある。裂片は浅裂して鋸歯になり、葉の表面にはしわが目立ち、裏面には葉脈に隆起が目立つ。茎の下部につく葉には長い葉柄があるが、茎の上部にいくにしたがってく短くなる。

花期は7-9月。茎頂に小散形花序を集散状につけ、少数の両性花と雄花をつける。は白色の5弁花で、花弁は内側に曲がる。果実は卵形で、長さ3-4.5mm、幅2-3mmになり、かぎ状の刺毛が密生する。

同科別属のミツバは食用になるが、本種は食用にならなく、馬に食べさせる程度といった意味で「ウマノミツバ」という。

分布と生育環境

日本全土に分布し、山地の林下の木陰などに生育する。世界では、朝鮮、中国、ウスリー、千島、樺太に分布する。

ギャラリー

参考文献