イナル・タソエフ
獲得メダル | ||
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ロシア | ||
柔道 | ||
世界団体 | ||
銅 | 2018 バクー | 90kg超級 |
銅 | 2019 東京 | 90kg超級 |
世界ジュニア | ||
金 | 2017 ザグレブ | 100kg超級 |
世界カデ | ||
銀 | 2015 サラエボ | 90kg超級 |
イナル・タソエフ(Inal Tasoev 1998年2月5日- )はロシア出身の柔道選手。階級は100kg超級[1]。
人物
2015年のヨーロッパカデ90kg超級で優勝するも、世界カデでは決勝で同じロシアのケマル・カイトフに敗れて2位だった。団体戦でも決勝の日本戦で敗れて2位だった[1]。2017年のヨーロッパジュニア100kg超級で優勝すると、世界ジュニアでも準々決勝で日本の香川大吾を腕挫十字固で破るなどオール一本勝ちで優勝した[1]。2018年の世界団体では3位となった[1]。続くグランドスラム・アブダビでは決勝でリオデジャネイロオリンピック100㎏級金メダリストであるチェコのルカシュ・クルパレクに開始僅か5秒で一本勝ちして優勝した[1][2]。2019年のグランドスラム・デュッセルドルフでは決勝で原沢久喜に内股で敗れて2位だった[1]。世界団体では3位になった[3]。グランドスラム・ブラジリアではテディ・リネールに技ありで敗れて3位だったが、ミリタリーワールドゲームズでは優勝した[1]。グランドスラム・大阪では準々決勝で影浦心、準決勝で香川大吾をそれぞれ合技で破ると、決勝では太田彪雅を技ありで破って優勝した[4]。2021年のワールドマスターズでは決勝でリネールに反則負けして2位だった[5]。ヨーロッパ選手権では準決勝で元世界チャンピオンのグラム・ツシシビリを横四方固で破るなど、オール一本勝ちで優勝した[1]。2021年の東京オリンピックには直前のヨーロッパ選手権を圧倒的な内容で制したことから代表確実とされていながら、国内のライバルであるタメルラン・バシャエフに競い負けて出場できなかった[6]。グランドスラム・パリでは決勝で地元フランスのシリル・マレを破って優勝した。続いて、世界軍人選手権大会でも優勝した[1]。2022年のグランドスラム・ウランバートルではIJF名義で出場すると、決勝でロイ・メイヤーを破って優勝した[7]。
IJF世界ランキングは4704ポイント獲得で5位(22/6/20現在)[8]。
主な戦績
- 2015年 - ヨーロッパカデ 優勝(90kg超級) 団体戦 3位
- 2015年 - 世界カデ 個人戦 2位(90kg超級) 団体戦 2位
- 2016年 - ヨーロッパジュニア 団体戦 3位
- 2017年 - ヨーロッパジュニア 個人戦 優勝 団体戦 3位
- 2017年 - 世界ジュニア 個人戦 優勝 団体戦 3位
- 2018年 - グランプリ・アンタルヤ 優勝
- 2018年 - グランプリ・ザグレブ 3位
- 2018年 - 世界団体 3位
- 2018年 - グランドスラム・アブダビ 優勝
- 2019年 - グランドスラム・デュッセルドルフ 2位
- 2019年 - ヨーロッパ競技大会個人戦 2位 団体戦 優勝
- 2019年 - 世界団体 3位
- 2019年 - グランドスラム・ブラジリア 3位
- 2019年 - ミリタリーワールドゲームズ 優勝
- 2019年 - グランドスラム・大阪 優勝
- 2020年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2020年 - グランドスラム・ブダペスト 優勝
- 2020年 - ヨーロッパ選手権 2位
- 2021年 - ワールドマスターズ 2位
- 2021年 - ヨーロッパ選手権 優勝
- 2021年 - グランドスラム・パリ 優勝
- 2021年 - 世界軍人選手権大会 優勝
- 2021年 - ヨーロッパ選手権 団体戦 3位
- 2022年 - グランドスラム・ウランバートル 優勝
(出典[1]、JudoInside.com)
脚注
外部リンク
- イナル・タソエフ - JudoInside.com のプロフィール(英語)