テディ・リネール

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テディ・リネール
Teddy Riner JO 2012.jpg
テディ・リネール
基本情報
ラテン文字 Teddy Riner
愛称 テディ・ベア
フランスの旗 フランス
出生地 グアドループの旗ポワンタピートル
生年月日 1989年4月7日(25歳)
身長 204cm
体重 129kg
選手情報
階級 男子100kg超級
段位 5段
世界ランキング 1位(1690ポイント)
 
獲得メダル
男子 柔道
オリンピック
2012 ロンドン 100kg超級
2008 北京 100kg超級
世界柔道選手権
2007 リオデジャネイロ 100kg超級
2008 ラバロワ 無差別級
2009 ロッテルダム 100kg超級
2010 東京 100kg超級
2010 東京 無差別級
2011 パリ 100kg超級
2013 リオデジャネイロ 100kg超級
ヨーロッパ柔道選手権
2007 ベオグラード 100kg超級
2011 イスタンブール 100kg超級
2013 ブダペスト 100kg超級
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テディ・リネールフランス語: Teddy Riner1989年4月7日 - )はフランスの男子柔道家2007年の世界選手権で史上最年少での世界王者となった。2007年より世界選手権5大会連続優勝、100kg超級4連覇中。身長204cm、体重129kg[1]。愛称はテディ・ベア[2]。得意技は大外刈内股隅返[3]

経歴[編集]

フランスの海外県であるグアドループの生まれ。その後フランスに移って5歳の時に柔道を始めた。その他にも陸上競技水泳ゴルフバスケットボールサッカースカッシュなど多くのスポーツを体験した。柔道の大会に参加できる年齢になって勝利を重ねていくうちに、他の競技をやめて柔道に専念するようになった。少年時代は日本の重量級選手の試合を沢山見て影響を受けたということもあって、日本の柔道スタイルが気に入っていたという。この当時、リネールにとって最高の柔道家は野村忠宏井上康生だった[4][5]。14歳になるとフランスの指定強化選手に選ばれた。2007年の世界選手権では憧れの存在だった井上康生を返し技の効果ポイントで破る[6][7]など18歳5ヶ月で史上最年少優勝を果たした。

2008年のフランス国際柔道大会では準決勝で井上康生と再戦、効果1つの差で勝利[8]、決勝戦も制し優勝を果たした。同年の北京オリンピックでは優勝候補の筆頭に挙げられていたが、準決勝でウズベキスタンアブドゥロ・タングリエフを攻めきれず、指導を与えられて敗戦、敗者復活戦に回った末、銅メダルを獲得した[1][9]

2007年より2010年まで世界選手権4大会連続優勝を果たす。2階級制覇を目指した2010年世界選手権の無差別級決勝では、新鋭の上川大樹に1指導を与えたものの1-2の判定負け、銀メダルに終わった。判定に不満のリネールは礼をしないまま畳を去り[10]、フランス国内でバッシングの対象になった。「この敗戦で僕は生まれ変わったんだ」という言葉通り、この敗戦を機に積極的に技を仕掛けるスタイルに変更、国際大会で連勝を重ね、2011年世界選手権では100kg超級で4連覇を果たした。 2012年7月のロンドンオリンピックでは決勝でロシアのアレクサンドル・ミハイリンに指導3で優勢勝ちして金メダルを獲得した[1]。 2013年の世界選手権では、決勝で地元ブラジルのラファエル・シルバを合技で破るなどオール一本勝ちして、世界選手権で6度目の優勝を飾ることになった[11]。 また、IJFは選手の声をまとめるアスリート委員会の委員長にリネールを選出した[12]

2012年時点では、模範とする柔道家として井上康生ダビド・ドゥイエ及びダルセル・ヤンジの名を挙げている[13]

IJF世界ランキングは1900ポイント獲得で2位(14/3/3現在)。

レストランでのトラブル[編集]

2013年6月、パリにある無国籍料理レストランのブッダ・バーにリネールが兄弟と立ち寄って食事を済ませると、店内でブラジリアンショーが始まった。その時、周囲の客が写真を撮るために席を離れてショーに近づいたので、自分たちも近づいて見物しようとした。すると兄弟が女性の接客係に腕を掴まれて、クレジットカードないしはIDカードの提示を求められると、今度はリネールも腕を掴まれて同じことを要求された。人種偏見が疑われる行為ではあったが、この時は過分な申し立てをせずに会計を済ませて店を出た。この後、リネールは自身のフェイスブックで、他の客もショーに近寄っていたのに自分たちだけがこのような態度を取られたのは、他の客が白人だったからだと述べるとともに、黒人はブッダバーに近寄るなと警告を発した。一方ブッダ・バー側は、ショーが始まって離席すると支払いを済ませずに店を後にする客が時々いたためにクレジットカードの提示を求めたのであって、決して人種差別的行為を意図していたわけではないと釈明するとともに、接客係はリネールが誰だか認識できていなかっただけではあるが、リネールの腕を掴んだことは不適切な振る舞いであったとして、この接客係を解雇したと述べた[14][15][16]

主な戦績[編集]

(階級表記のない大会は全て100kg超級での成績)

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]