アルテベルデ (1940年の船)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルテベルデ
基本情報
艦種 駆逐艦
船種 漁業保護艦兼ロイヤルロット
運用者 ドイツ海軍・ベルギー海軍
建造期間 1939年〜1943年
就役期間 1943年〜1954年
要目
排水量 2,306トン
全長 94,8
最大幅 10,5m
吃水 3,3m
機関方式 ボイラー×2,タービン×2/2軸
速力 28,5ノット
航続距離 1,200海里
乗員 180人
兵装 10,5cm単装砲×3・40mm単装機関砲×2・37mm連装高角砲×1・機雷×120
テンプレートを表示

アルテベルデオランダ語:Artevelde)とは、ベルギー海軍駆逐艦である。

解説[編集]

1939年にオランダのフェイエノールト社に発注された駆逐艦で、元々の目的は漁業保護艦兼ロイヤルヨット。

建造途中に第二次世界大戦が勃発し,オランダ本土がドイツの占領下に置かれたことから、船台で建造途中だったアルテベルデはドイツ軍に接収された。そのためドイツ軍から艦名をローレライに改名し,建造が続行された。

1940年の進水時にはK4と再び改名され、1943年に竣工した。第二次世界大戦で沈没を免れたK4は1945年6月にベルギーへと返還された。その際に、元の名である、アルテベルデに戻された。しかし、ドイツ海軍から返還された際にはすでに機関が損傷しており、航行して使用されることはなく、専ら停泊練習艦として運用された。

その後1950年に宿泊艦に改装された後、1954年に除籍解体された[1]

関連項目[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 門田充弘、神奈川憲、小高正稔、後藤仁、谷井成章、山崎龍『世界の艦艇パーフェクト』コミックス出版。