アマリリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。WikitanvirBot (会話 | 投稿記録) による 2012年1月14日 (土) 21:20個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: sr:Amarilis)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

アマリリス(Merry Christmasという品種)

アマリリス(Amaryllis)は、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属(ヒペアストラム属とも、ラテン名Hippeastrum)の園芸雑種。学名Hippeastrum × hybridum。 多年草で原産は南アメリカ。夏場、ユリに似た六弁の大きい花を2-4個つける。花の色は白・赤・など。

春植え球根の代表種で、こぶし大の球根は成長が早く4月に植えると1ヶ月後には開花する。 植え付け、植え替えはソメイヨシノが散る頃が適期である。

ヒガンバナ科のほかの植物と同じく、球根などにリコリンを含み有毒。

アマリリスという言葉について

「アマリリス」という言葉は広く使われているが、学名を意識して考えるとややこしいことになっている。

日本で一般的な人が「アマリリス」という場合は、冒頭に述べたような意味である。Hippeastrum属であるのに「アマリリス」というのは、かつてAmaryllis属に分類されていた名残である。

また、Amaryllis属というものがあるのに、Hippeastrum属の和名をアマリリス属としている場合があり、混乱があるようである。

Amaryllis属の植物、すなわち「本来のアマリリス」とでも言うべきものは、ホンアマリリスベラドンナリリーアマリリス・ベラドンナ(学名Amaryllis belladonna)などと呼ばれる植物である。