Wikipedia:査読依頼/長登銅山 20100116

長登銅山 - ノート[編集]

長登銅山は、産出された銅が東大寺の大仏に利用されたと考えられており、その後、1960年まで採掘が断続的に続けられたため、奈良時代から近世に至るまでの貴重な鉱業遺構が残っています。地質学的な面や銅山の歴史についてなど、文献をもとに概略をまとめてみましたが、私としてはあまり得意でない精錬方法という技術史の分野で論争が行われていることもあり、査読依頼を通してコメントを頂き、より良い記事にしていきたいと考えていますのでよろしくお願いします。のりまき 2010年1月16日 (土) 12:39 (UTC)[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価頂いた結果。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
【感想】 ──専門外の方による感想。
興味深く拝見しました。専門外のこととて、感想ということでコメントいたします。
  1. 平易な文章で書かれていて、分かりやすいと思いますが、ところどころ校正不足の箇所が見られます。もっとも顕著なのは「長登銅山の位置と環境」節第5段落の第2文です。恐らくは主語の異なるであろう数文が無媒介につなげられているのではないかと推察するのですが、一読しただけでは文意の把握が難しい。(半ば自戒を込めて言うのですが)自分が分かっていることだと、つい長々と文を連ねたくなりますが、分かっていない人に分かってもらうには適しません。
  2. 1の類似として、言い回しがぎこちない所があって、読んでいて「?」と思うことがありました。例えば「稼動が休止状態となった」(差分)とか。この種の校正は難しいのですが、ちょっと見直してみていただけますでしょうか。
  3. (遺跡等の)「検出」という術語ですが、木簡のような可搬物には使わず、住居・建物等の不可搬の遺構に使うのではなかったかと思います。といいつつ直してしまったのですが、使い方が気になりました。
  4. 日本史に関わる記事ですので、西暦と元号の併記で年号を表記するものだと思って読んでいました。しかし、明治以降(?)は併記がなく、前近代でも元号記載がないなど、年号の表記法が不揃いになっているように感じました。例えば「銅生産の低下と鉱山の衰え」節の最終段落とそれより前の段落がその例です。
  5. 同じく年号表記。使用された文献でも、「元号(西暦)」ではなく「西暦(元号)」表記だったのでしょうか。いくらか個人的見解ではありますが、旧暦と新暦が統一される明治6年以前について言う限り、種々の不整合や煩雑さを避けるためにも前者の表記法を採るほうがよいのではないかと思いましたが、判断はお任せします。
  6. 参考文献。「脚注」での使い方と不整合になっているように思います。「脚注」にて「著者名(刊行年)p.x」というハーバード方式に準じた形式をとるのであれば、「参考文献」もハーバード方式に準じた形式とするべきです。参考文献を列挙する方法(文献挙示法)と出典の提示方法は、適切に対応していないと機能しません。出典の確認もそうですが、参考文献はさらに知りたいと思った読者に手がかりを提供するという意味合いもありますから、配慮していただけるとありがたいです。
雑然としたコメントになってしまいましたが、お役に立てばと思いつつ記しました。個人的には鉱山について、こうも興味深く文章を読むことが出来るとは知らず、思いがけない視点を示された感があって楽しく読めました。今日の新着投票にものりまきさんの新たな記事が推薦されていましたが、是非また興味深い記事を書いていただければと思います。楽しみにしています。--ikedat76 2010年2月10日 (水) 16:49 (UTC)[返信]
  • Ikedat76さんこんにちは。丁寧に査読していただき本当にどうもありがとうございます。細倉鉱山の記事を書いているうちにどうしても現場に行きたくなってしまい、少々返事が遅れてしまいました。どうもすいません。
  • まず文章ですが、確かに私の癖で一文が長くなってしまい、文意が取り辛くなってしまう傾向があると思います。読みなおして推敲したいと思います。
  • 「検出」ですが、これは考古学系の報告書では木簡などでも普通に使われていて、今回典拠とした論文でも「出土」ないしは「検出」という用語が用いられています。(木簡が見つかった過程についての説明では「発見」という言葉も使われています)。ただ個人的には「検出」とはちょっと分かりづらい用語かな~との印象を持っていますので、可能な部分では「出土」に言い換えを考えたいと思います。
  • 西暦と年号の問題ですか…正直頭が痛いですね(苦笑)。ただ何となくだいたい明治以前は西暦・元号併記、明治以降は西暦一本で書いてきましたが、確かに根拠はありません。暦法の問題があって明治6年以前は「元号(西暦)」が良いのではという見解にも道理があるのは承知していますが、鉱山関連の記事は日本史のみならず地学や化学など、理系分野にも深く関わる記事になるため、とりあえず「西暦(元号)」併記の形で見直したいと思います。
  • 参考文献の件も耳が痛いです(苦笑)。本当、興味あることを調べていくうちにそれを記事に書きたくなって始めたことなので、参考文献、注釈等々、正直皆さんの見よう見まねでやってきました。文献の提示方式もハーバード方式で統一したいと思います。
  • Wikipedia日本語版の鉱山関連記事は、執筆者も少なくまだまだ未整備ですが、鉱山は様々な要素を持った地味ながら魅力的な分野だと思います。Ikedat76さんが関心を持っていただけたようで本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします。--のりまき 2010年2月13日 (土) 00:38 (UTC)[返信]
【その他】 ──表記・文体など