Wikipedia:井戸端/subj/出版社の特筆性はどう示せばよいか

出版社の特筆性はどう示せばよいか[編集]

具体的なケースについてというより、一般論として伺いたいので、具体的な記事名は伏せますが、ある出版社(既に廃業している)の記事に特筆性テンプレートが貼付されているのを見かけました。

既に廃業している出版社ですが、検索してみると、出版した書籍が新聞の書評で取り上げられ例はいろいろ見つかりました。また、その会社の出版物が盗用されたのに抗議したという件の記事もありました。しかし、それ以外に特にその出版社自体を記事の主題としている例は,とりあえずは見当たりませんでした。

草案あつかいではありますが、Wikipedia:特筆性 (組織)には次のようにあります。

企業、会社、組織、チーム、宗教、グループ、製品、サービスは、それが、二次情報源で報道の対象となっている場合、特筆性があります。そのような情報源は信頼できるものであり、対象組織から独立したものでなければなりません。情報源による対象組織に対する報道の程度は考慮されなければなりません。報道が十分でないなら、特筆性を確証するために複数の独立した情報源が挙げられるべきです。二次情報源であっても些末な報道では特筆性を裏付けることはできません。特筆性が確証されているならば、内容を補充するために一次情報源を引用してもかまいません。最も重要なことですが、どのような内容にも根拠が必要です。

出版社の場合、企業そのものではなく製品である書籍が主題となった新聞記事等があれば、特筆性があると考えてよいのか、あるいは、企業体としての出版社そのものに焦点を当てた記事がなければ特筆性を担保したことにならないのか、解釈に迷いましたので、皆さんのご意見を伺う次第です。この背景には、多くの出版社が、企業規模の割には社会的影響力が大きく、小さい会社であっても特筆性が認められる可能性が大きいと考えられること。出版社の場合、製品たる書籍は頻繁に新聞雑誌等で言及されるものの、企業体自体が記事となる機会は少ないと考えられるため、いずれの解釈によるかによって、特筆性のハードルが大きく変わってしまうことがあります。

皆さんのご意見を伺えれば幸いです。--山田晴通会話2012年9月20日 (木) 10:45 (UTC)[返信]

コメント二次情報源についてということならば、主題となるべきは出版社であって、出版した書籍ではないと思います。書籍については書籍(や著者)の記事があればいい。
特筆性について考えるに、大きな問題となりそうなのはプライバシーの部分ですが、企業についてはそれほど深刻ではないでしょう。中立性を担保することを考えれば、基本的な情報が当事者から公開され、出版協会などからの情報もあれば、一応データ的な部分では確保できそうです。それに加えて、何かを書くことができるか、というところで、情報源による対象組織の取り扱いは小さくとも第三者的な情報源を基にして書けるようなら、まあ、記事として存在してもかまわないと個人的には思います。
出版社の場合、企業規模は小さいが社会的影響力はあるというのは確かですが、企業規模のわりに取り上げられることは多く、また出版ニュースのようなメディアやマスコミ就職読本の類もありますから、得られそうな情報源の数や質ということでは、他の分野と大きな違いを生むほどではないかも。
特筆性については、草案に書いてある方向性は守りつつ、個々の分野や事物の性質によって、掬い上げる条件付けが必要だと思うんですね。出版でも、学術出版の老舗とか、詩や俳句の世界では知られた出版社とか、出版社を主題とした情報源を見つけるのは難しそうだけど、記事として存在したほうがいいと思われるものはあると思う。それは各分野の知識を持つ人が考えて、合意を作りながら明文化していくことになるでしょう。--Ks aka 98会話2012年9月20日 (木) 12:24 (UTC)[返信]
コメントKs aka 98さんの意見に同意しますが、出版した書籍が新聞の書評で取り上げられた例はその書籍の特筆性を確保するために使えるとは思いますが、その出版社の特筆性を満たしているとはいえないのでは。その会社の出版物が盗用されたのに抗議したという件の記事は微妙ですけど、いちおう特筆性の証拠とは言えそうです。やはり、その会社自身に関する文献が必要なんじゃないですかね。会社設立の経緯とか廃業の経緯とか得意としている出版分野とか。記事になっている他の出版社ではそういう文献が見つけることができると思うのですが。企業規模の割には社会的影響力が大き(い)というのはその通りだと思いますが、そういう影響もやはり個々の出版物を通してのものだと思います。そのような社会的影響力は、必ずしもその出版社に関する記事ではなくても、それぞれ適切な主題記事の中で記述することができると思いますけど。--Bugandhoney会話2012年9月20日 (木) 13:31 (UTC)[返信]
少々遅くなってしまいましたが、Ks aka 98さん、Bugandhoneyさん、コメントありがとうございました。いただいたご意見を踏まえて編集に臨みたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。--山田晴通会話2012年9月24日 (月) 23:59 (UTC)[返信]